STEP11【IPO】上場PJチーム発足

今回の内容

今回は、株式場(IPO)に向けたロードマップの【STEP11】となります。
経営者として「株式上場の進め方」についてのイメージをつかんでいきましょう。

 

株式上場のスタートライン

これまで、IPOに向けての
基本的な知識や心構え的内容を
お伝えしてきました。

そのうえで、
実際にIPOを目指すと決意されたのであれば、
覚悟を決めて前に進んでいくことになりますが、
そのタイミングで検討が必要なステップとして今回は、
「【STEP11】 上場PJチーム発足」
というテーマでお伝えしたいと思います。

具体的には、
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・PJチームはなぜ必要なの?
・どのようなことをするの?
・人選をどうするか?
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といった内容について、
簡単にお伝えしていければと思っています。

 

上場PJチームはなぜ必要なの?

IPOは、誰か1人が頑張れば
達成できるものではありません。

また、業績が良いだけで
達成できるものもありません。

会社全体が、
パブリックカンパニーとしてふさわしいレベルに
成長していくことが求められます。

とくに、上場会社と未上場会社で
大きく異なる点としては、
管理体制の充実度だと思います。

IPO準備期間に、
上場会社に見合うレベルの管理体制の整備と
それにあわせた社員成長が必要です。

そのためには、
全社一丸となって取り組む必要がありますし、
いろいろな専門家・プレイヤーの協力があって初めて
達成できるものになります。

これまでお伝えした
監査法人や証券会社といった外部の専門家の
協力も不可欠です。

まさに一大プロジェクトであり、
そのために、社内外の関係者を集約した形の
上場PJチームを発足させてスタートをきることになります。

 

PJでは、どのようなことをするの?

それでは、具体的にどのようなことをするかですが、
一例として以下にあげたようなことが
PJメンバーを中心に進められていきます。

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①証券会社、監査法人の対応窓口
②上場準備作業日程の作成
③各部門(各スタッフ)提出資料の指示、調整および進捗管理
④中期経営計画の策定
⑤予算制度の整備
⑥資本政策案の策定
⑦社内管理体制の整備
⑧社内規程の整備
⑨社内重要書類等の整備
⑩主要業務および業務フローの整備
 (業務処理の見直し、フローチャートの作成)
⑪会計制度の整備
⑫人的・資本的関係会社の整備
⑬関連当事者等との取引の見直しと整備
⑭上場申請書類の作成
 (Ⅰの部、Ⅱの部もしくはJASDAQ上場申請レポート等の作成)
⑮上場審査質問書に対する回答書の作成
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細かく挙げだすときりがないのですが、
IPOを目指す前にはあまり意識してこなかった
馴染みのないフレーズが並んでいるのではないでしょうか?

これらのことを、
社外の専門家のアドバイスももらいながら
進めていきます。

 

人選をどうするか?

上記の内容を見ていただき、
「ちょっと面倒くさそうだな」
と感じられた経営者も多いのではないでしょうか?

実際に、とても大変ですし、
今まで実施したり、要求されたことがないことを、
多岐にわたって求められます。

 

また、このプロジェクトを進めていくうえでは、
上場PJ全体をマネジメントできる社内人材が不可欠です。

このタイミングで、
外部から経験者の採用を検討される会社も
実際には多いと思います。

 

外部採用が良いかどうかは、いろいろと議論はありますが、
経験者が少しでもいる方が心強いことは間違いありません。

但し、とても多岐にわたり、かつ、専門的な領域もあったりするので、
すべての社内リソースだけ対応しようと思うと、
逆に前に進まなかったり、効率がわるかったりはあると思いますので、
社内外のリソースを上手く使い分けていく必要はあるかと思います。

 

とてもストレスがたまったり、
期限に追われるなかで、体力も必要とされる場面もあるため、
そのあたりの業務の特性も考えつつ、
モチベーションの高い社員や、将来期待している若手社員も
上手く織り交ぜながら、チーム編成することが必要です。

 

企業成長のチャンス

ということで、今回は、
「【STEP11】 上場PJチーム発足」
についてでした。

実際にPJチーム編成ができたら、
IPOに向けて、本当の意味でのスタートラインに立ちます。

大変だったり、面倒だったりすることも
おそらく多いと思いますが・・・、
社長としては、逆に、このIPO準備を通して、
会社全体も成長していけるチャンスくらいに
捉えていただけるとよいかな、と思っています。

このプロジェクトの中で、
企業経営に関するあらゆる管理体制に
メスが入ると思いますが、
それに1つ1つ対応していくことで、
社内人材の成長につながり、ひいては、
会社成長のきっかけになると思います。

 

今回の内容