STEP6【IPO】労務管理体制の強化

今回の内容

今回は、株式場(IPO)に向けたロードマップの【STEP6】となります。
経営者として「株式上場の進め方」についてのイメージをつかんでいきましょう。

 

IPOに向けた労務管理体制

今回は、IPOに向けての
労務管理体制についてです。

こちらは、私の専門領域ではないのですが、
最近は、労務体制に問題があり、
IPO延期とか中止みたいな話も耳にするようになりましたので、
一応このテーマも触れておきます。

とういことで今回は、
「【STEP6】 労務管理体制の強化」
についてです。

 

IPO審査における労務管理上のポイント

前回でも少しご紹介をさせていただきましたが、
今回も以下の書籍をより参考にしてお伝えさせていただきます。
(私の専門領域ではないので)

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上記書籍によると、
IPO審査における労務管理のポイントとしては、
——————————–
①未払残業問題
②過重労働問題
③社会保険の適正加入
④ハラスメント
⑤労務関連の規程整備
——————————–
が挙げられています。

どれも、結構よく聞く話です。

 

とくに、これからIPOを目指そうとするステージでは、
これらを完全にクリアしている会社は、
意外と少ないのではないでしょうか?

逆に、ベンチャー企業については、
本音としては「そんなこと言ってられない」といった状況も
おそらくあると思います。

 

小規模の会社で、
ある程度、社員との信頼関係もあるなかで
問題が起きていないケースはあると思います。

当然、法に触れることは良くないので、
正していかないといけないのですが、
やはり会社のステージに応じて1つ1つ整備をしていく、
ということも現実的にはあるかと思います。

 

とくに、IPOを目指す社長は、
直前々期、直前期を迎えていくにあたり、
早急にこのあたりを整備していく必要があります。

 

具体的には

今回の労務管理の論点について、
上記の書籍をもとに、もう少しだけ、
キーワード、ポイントを下記にご紹介させていただきます。

—————————————————-
・労働時間管理が適正であるかどうか
・割増賃金計算が間違っていないか
・名ばかり管理職扱いで残業代未払いになっていないか
・社会保険加入要件に従ってパートアルバイトを対応しているか
・近年の法改正に違反するような過重労働になっていないか
・各種のハラスメント対策で問題が起きていないか
・健康管理のための安全衛生体制は整備されているか
・上記のようなルールが規程として整備されているか
・規程として整備されているものが実際に運用されているか
—————————————————-

どれも、新聞やニュースで話題になる内容ばかりで、
結構身近に感じるテーマではないのでしょうか?

 

IPOを前提にしなくても、
このあたりのテーマは、最近とても話題になりますし、
社会的にも「ブラック企業」的な表現が一般化してきましたので、
IPOを目指すならなおさら留意が必要です。

これらの問題でIPO審査が上手くいかない、
という話はちらほら聞くので、
後回しにせずに、きちんと社労士等の専門家にも入ってもらい、
対応をしていきましょう。

 

私は、社労士分野はそれほど詳しくないのですが、
社労士業界でもIPOに精通している社労士と
そうでない社労士という区分けがあるようですので、
その点、きちんとした専門家選びも必要かと思います。

 

最後に

今回は、
「【STEP6】 労務管理体制の強化」
というテーマで簡単にキーワードをお伝えさせていただきました。

私の専門領域ではないので、
一般的に必要とされているような内容を
整理するにとどまりましたが、
是非、チェックをしてみていただければと思います。

 

また、このような労務問題は、
規程や法律対応という形式的な側面は
当然として重要なのですが、
一方で、実質的には、社員との信頼関係が
より重要な気がしています。

結局、社員との信頼関係が損なわれたときに、
いろいろな問題が表面化されてきますし、
逆に社員が納得・満足している環境であれば、
実質的な問題は起きづらいのだと思います。
(だからといって形式面の整備が不要というわけではありませんが)

 

よく、退社した社員からの
タレコミみなたいなものが行われて、
IPO審査がストップしてしまうというのも聞きますし、
退社する社員へのケアや退職の仕方についても、
問われてくる時代なのだと思います。

難しい時代ですね・・・。

 

但し、IPOを実現するには、
「人材」が成長・活躍してくれて、
IPOに向けて一緒に努力してくれることは必須です。

そのため、
上記に挙げたような労務問題といった
マイナス面の対応だけでなく、
前向きな形での人材マネジメントをしていくことで、
企業成長を実現できるとよいですね。

 

今回の内容