Vol.6 月次決算スピードが速い会社ほど、非常時を乗り越えられる

経済危機

世の中、景気が良いときもあれば、悪いときもありますが、
その時々の状況に合わせて、
変化に対応していく会社が生き残っていけます。


とはいえ、

一般的に景気が良いときであれば、
会社の中でいろいろ問題があったりしても、
なんとなく会社は存続していくものです。

一方で、
景気が悪くなったときには、
そのような問題がある会社は、
会社存続の危機に陥っていきます。

景気が悪くなったり、赤字になったりして、
会社が危機的な状況になってくると、
これまで表面化してこなかった問題点が一気に
次から次へとあふれ出してきます。

この状況を乗り越えるのは相当大変です。

 

ここ最近の傾向だと、
10年一度くらいのペースで、
世界的に「危機」と言われる波がやってきます。

2000年頃のITバブル崩壊、
2010年頃のリーマンショック、
2020年の新型コロナウィルス、
といった感じで、経済危機は定期的に起きています。

 

このような大きな経済危機のときに
会社が存続できるかどうかのカギを握るものとして、
「月次決算スピード」
があると考えています。

 

なぜ「月次決算スピード」なのか?

なぜ「月次決算スピード」が速い会社ほど、
経済危機といったような非常時を
乗り切りやすくなるのでしょうか?

いくつか考えられますが、たとえば、

①客観的な経営判断が迅速にできる
②投融資を受ける際に信用してもらえる
③その他補助金等を受けやすくなる

といったようなことをあげることができます。

 

危機の時は、
何よりも「スピード」が重要になります。

経営判断をするにも
平時よりも「スピード」が求められます。

 

とはいえ、平時ではないので、
とても複雑な状況のなかでの経営判断は、
非常に難しくなります。

危機の時に、経営判断を誤ると、
会社にとっては命取りになります。


そのような局面で、
会計という客観的な数値を軸に判断できるというのは、
とても心強いものです。

会計スピードのある会社は、
現状把握が客観的かつ迅速にできているため、
難しい局面で、より的確な判断ができる確率が高まります。

 

結果として、
危機を乗り越えられる確率も高まります。

 

会計スピードが速いほど信用をしてもらえる

また、危機の時には、
どうしても資金繰りが重要なテーマになります。

金融機関からの融資や
投資家からの出資を期待したい局面も出てきます。

 

そのようなときにも
「月次決算スピード」は力を発揮します。

なぜかというと、

月次決算スピード=信用

だからです。

お金を貸す金融機関も、お金を投資する投資家も、
きちんとリターンがあるかどうかを考えています。

金融機関や投資家に
リターンができることを信じてもらい、
サポートしてもらうためには、
なによりも「信用」をしてもらえることが重要です。

そして、この「信用」を得るのに、
とても大きな武器になるのが「月次決算スピード」なのです。

つまり、

「月次決算スピード」のある会社は信用してもらえるため、
お金が借りやすく、出資をしてもらいやすい

ということです。

お金を貸したり、出資する人が、
その「お金」がどのように活用され、戻ってくるかを判断する際に、
月次決算スピードの遅い会社のことは信用してくれません。
数値やお金にルーズな証拠になりますので…。

非常時・緊急時においては、
なおさらシビアにこのあたりを見られて、
判断されることでしょう。

また、たとえば、給付金や補助金といった
政府によるいろいろな支援がある場合にも、
会計情報の提出が義務付けられることも多く、
このような場合にも「月次決算」の速い会社は、
すぐに支援を受けられるといったような状況も現実として起きています。

結果として、
危機を乗り越えられる確率が、
上がるというわけです。

 

まとめ

景気が良い時や、
アクセルを踏む場面においても、
当然「月次決算スピード」はとても役に立ちます。

ただ、勢いがあるときは、
なかなか「月次決算スピード」の重要性は
気づきづらいものです。

一方で、
経済危機や経営危機といった
非常事態・緊急事態のときには、
この「月次決算スピード」はとても威力を発揮します。

これは間違いありません。

経営はいつも良いときばかりではありません。
上手くいかないときもありますし、ときには危機も訪れます。

とはいえ、
どのようときでも経営者としては
会社を存続させていく必要があります。

そうであれば、
会社を存続させていく責任のある経営者としては、
「月次決算スピード」 はとても重要な経営テーマだと
位置づけておいていただきたいと思っています。