Vol.23 会社が大きくなる前に社長にチャレンジしておいてもらいたいこと

数値作成プロセス

これまで多くの経営者と接してきた中で、
経営数値・会計数値への関心という意味で、
私なりに以下の3パターンの経営者に分けてみました。

①決算書も読めないし、数字にあまり興味がない
②決算書は読めるが、その作成過程はわからない
③決算書も読めて、その作成過程もおおむね理解している

 

そのうえで、今回は、
上記②のパターンの経営者に向けて
メッセージを記載したいと思います。

 

社長とCFO

海外では、
経営者(社長)になる前のステップとして、
CFOを経ることも多いと聞きます。

CFOとは「最高財務責任者」と訳されますが、
このCFOに求められるスキルはかなり幅広いものとなります。

 

当然、財務数値に関連する業務がメインとなりますが、
その財務数値をきちんと作り上げるプロセスとして、
あらゆる業務のことを理解し、さらに最近では、
そのなかでのデジタル対応までも対応する必要があります。

そのうえで、出来上がった財務数値をもとに、
データ分析をしたり、資金調達・運用を考え、
かつ、会社全体のリスクマネジメントも担います。

 

つまり、
CFOは経営で必要とされる能力を求められる役職なので、
海外ではCEOの登竜門的にCFOを経験する、
といった流れがあるのだと思います。

 

一方で、日本の経営者の場合には、
この「CFO的能力」を磨く機会が
意外と少ないのが実情だと思います。

社長は社長、CFOはCFO、といった形で、
すみ分けがされたままのケースが多い気がします。

その結果として、
社長にCFO的能力が全く備わっていなかったり、
また、CFO的人物が存在せずに、
そこの機能が著しく弱い会社も散見されます。

 

いずれにしても、
経営管理という意味では不安定になりますし、
リスクマネジメントが弱い状況に陥ります。

 

社長は、決算書を読めるだけではもったいない

話は戻りますが、今回は、
「決算書は読めるが、その作成過程はわからない社長」
のために書いています。

このタイプの経営者についてですが、
まず私の思いとしては、
社長が決算書を読める時点で、
とても素晴らしいことだと思っています。

 

そのうえで、
あえてご提案したいこととしては、
—————————————
せっかく決算書が読めるのであれば、
社長として、決算書ができるプロセスまで
入り込んでみていただきたい
—————————————
ということです。

 

いわゆるCFO的な領域になると思いますが、
やはり社長として、この領域にも是非関与していただきたい、
という思いが強いです。

なぜなら、そこまで入り込むことで、
経営がしやすくなるからです。

 

決算書を読めるだけでなく、
それが出来上がるプロセスまで把握することで、
業務全体、経営全体を、よりコントールできるようになるはずです。

 

組織デザインについても、
より現場実務をイメージして設計できるため、
混乱が無くなると思います。

また、現場担当者も
業務をわかってくれているという「信頼」から、
社長の話を聞いてくれるようになると思います。

組織を全体最適の視点で
考えることもできるようになるはずです。

 

これだけの可能性があるので、
繰り返しになりますが、
—————————————
せっかく決算書が読めるのであれば、
社長として、決算書ができるプロセスまで
入り込んでみていただきたい
—————————————
と思ってしまいます。

 

小さな今のうちがチャンス

今回記載させていただいた内容ですが、
もし今現在、会社規模が小さいようであれば、
チャンスだと感じていただきたいと思います。

なぜかということ、今回記載したように
社長自らが決算数値が出来上がるプロセスに関与するのは、
組織が大きくなった後では現実的には容易ではないからです。

 

そのため、
組織規模が大きくなる前に、
是非、社長としてトライをして見ていただきたいと思います。

組織規模が小さなうちであっても、
決算数値ができあがるプロセスの仕組みを理解すれば、
その後、組織規模が大きくなっても応用が利くと思います。

 

また、将来、IPOを目指すような社長であれば、
なおさらチャレンジしてみていただきたいです。

株式上場をするためには、
社長であっても、このような業務プロセスを理解したり、
数値的な管理をすることを要求されるからです。

 

そして、今回のように、
決算数値ができるプロセスを把握したいと思った際には、
マネーフォワードを社長自らが、
是非触ってみてもらいたいと思っています。

マネーフォワードを自ら触って、
状況をタイムリーに把握できる社長のことを
「MF社長」
と私は勝手に名付けていますが、
是非「MF社長」にチャレンジいただきたいと思っています。

 

経理以外でも触って、活用できるのが、
マネーフォワードの良いところだと思っていますので!