【IPO成長戦略】日通システム株式会社

成長可能性に関する説明資料

2020年10月13日に日通システム株式会社情報・通信業)
東京証券取引所マザーズに上場いたしました。
それとあわせて、同社から
「成長可能性に関する説明資料」
が公表されていますので、
今回は同内容について確認をしながら、
成長戦略の資料の作り方をレビューしてみたいと思います。

 

目次-成長可能性

説明資料:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120201012402453.pdf

1. 会社概要
・会社概要
・企業理念「CSR&イノベーション」
・会社沿革
・売上高・経常利益の推移
・勤次郎Enterpriseとは

 

2. 強み・特徴
・契約社数及び契約ライセンス数の高い成長率★
・低位安定している解約率★
・豊富な経験を有する企画・開発体制
・レバレッジが効いた営業・フォローアップ体制
・クラウド形態の「次世代勤次郎」によるコスト競争力の向上を目指す★

 

3. 成長戦略
・HRM事業の将来像★
・健康管理ソリューション「ヘルス×ライフ」の拡販
・「BtoB」「BtoBtoE」「BtoC」へ顧客ターゲットを拡大

 

資料全体の作り

・資料全体の作りは、

会社概要⇒強み・特徴⇒成長戦略

 という流れで説明がなされている

・全体で17ページと比較的コンパクトにまとめている

・全体的に図が多く、イメージがつかみやすい

・同社のメインサービスと思われる「勤次郎」を前面に押し出している

 

差別化・競争優位・成長可能性

運用実績や契約社数といった実績をもとに、
 同社サービスの競争優位性を表現している

・クラウド形態のサービス割合を増やしていくことや、
 メインサービスの「勤次郎」を中心にして顧客対象を広げていくことで、
 成長可能性が十分にあることを表現している

最終的には「働き方改革」「健康経営」のプラットフォームとしての
 ポジショニングを確立していくことが成長戦略の大きな柱といえる

 

★推薦ページ(個人的に見やすいと思う資料)

①契約社数及び契約ライセンス数の高い成長率

契約社数導入実績について具体的な数値でわかりやすく記載している
・グラフをもとに時系列でサービス提供数が増えていることを説明できていて
 サービスが順調に拡大していることがわかりやすい

②低位安定している解約率

Saasモデルで重要な解約率(チャーンレート)
 他社と比べることで、同社の解約率が低いことを説明できている

③クラウド形態の「次世代勤次郎」によるコスト競争力の向上を目指す

・今後、コスト競争力を高めていくための施策と、
 それが実現できる理由が、わかりやすく図解できている

④HRM事業の将来像

会社として目指していきたい方向性と、
 現状のメインサービスの関係をシンプルに表現できていて、
 目指すべき将来像が、とても理解しやすい

 

このような経営者にお勧め

Saas型ビジネスの展開を増やしていきたい経営者

現状のメインサービスから領域を拡大していきたい経営者

 

新規上場株価情報

●事業内容
・統合 HRM ソリューションの開発・販売・サポートまでの一貫したソリ ューションサービスの提供

●業種別分類
・情報・通信業

●株主名簿管理人
・三菱UFJ信託銀行㈱

●監査人
・有限責任 あずさ監査法人

●幹事取引参加者
・野村證券㈱

●発行済株式総数
・7,545,000 株(2020 年 9 月 7 日現在)

●上場時発行済株式総数
・10,045,000 株
(注1)公募分を含む

●公募・売出しの別
・公募:2,500,000 株
・売出し(引受人の買取引受による売出し) -株
・売出し(オーバーアロットメントによる売出し) 375,000 株

●売出株放出元
 -

●公募・売出価格
・3,000円

●初値
・5,500円(公募価格比+2,500円 +83.3%)