Vol.3. 月次決算スピードが速い会社ほど、社長の言葉が伝わる

伝わらない社長の言葉


「何度も言っているのに社員に伝わらない」

このように感じている経営者は多いのではないでしょうか?

経営者と社員とでは立場や役割が違うため、
社員に経営者感覚を理解してもらおうとすること自体が
そもそも容易なことではありません。

現場は現場レベルで日々の業務に追われ、
異なる視点を持ち、目の前のことで悩んでいますので、
経営者の話に相当な腹おち感があったり、
自身にとってちょうどタイムリーなことでない限り、
現場社員からはスルーされてしまうでしょう。

 


誰が、何を話すか?


経営者視点で大切だと思っていることは、
会社全体としては重要度の高いテーマだと思いますので、
何度伝えても伝わらないからといって、
伝えるのをあきらめては元も子もありません。

どのようにしたら現場に伝わるのか、
経営者としては真剣に考えていく必要があります。

ここで、
話が伝わるかどうかを考える際に、

・誰が話すか
・何を話すか

の2つの切り口で考えてみたいと思います。

このうち、どちらが重要でしょうか?

本音としては、
「何を話すか」
で判断したいところですが、
「誰が話すか」
が大きな影響をもつのが現実でしょう。

社員から信頼されている社長の言葉であれば、
社員にも伝わりやすいと思いますが、
もし社長が社員から信頼されていない場合には、
どれだけ良い内容を伝えたとしても、
残念ながら、そもそも伝わりづらいというものです。

そのため、社長としては、
「信頼される人になる努力をする」
ことは最低限必要なこととして、
そのうえで、
「信頼される内容を話す」
ことが求められます。

 

社長のタイプ

経営者にもいろいろなタイプがいますが、
たとえば、
・根性や精神論を前面に出すタイプ
・論理的思考や数値を重視するタイプ
という切り口で
タイプ分けをされることも多いのではないでしょうか。

どちらも重要な特徴だと思います。

このうち、
経営者として話が伝わるようにするために
「信頼される人になる努力をする」といった必要がある場合に、
どちらの方が重要になるでしょうか?

根性や精神論的な面で
リーダーシップを発揮する経営者でしょうか?

それとも、
論理的思考や数値で考えて伝えていく経営者でしょうか?

この答えですが、
私も正解はわかりません・・・。

というより、
どちらも大切なので、
どちらかを選ぶことができません。

つまり、
話が伝えられる経営者になるためには、
どちらの要素も必要である
ということです。

ということは、
話が伝えられる経営者になるためには、
論理的思考や数値によって経営状況を表す
「会計数値」を活用できる必要がある
ということです。

精神論だけでなく、
会計数値を上手く活用して話せる社長は、
社員からも尊敬される傾向が強いため、
話を聞いてもらえる人になることができるのです。

 

会計数値と社長の言葉

そのうえで、
「何を話すか」
といった点も触れておきたいと思います。
当然、話の内容が重要ですので。

この「何を話すか」について考える際にも、
重要になってくるのが「会計数値」です。

つまり、
経営者が話をする際に、
きちんと「数値」を使って話をすると、
数段説得力が増しますし、
聞き手側も具体的に理解がしやすくなります。

そして、経営に関するお話をする場合には、
やはり「会計数値」を上手く使いたいところです。

それも、
スピード感のある「会計数値」であると
より効果的です。

たとえば、
会社の危機的な状況を伝える際に、
「先月の営業利益は●●と落ち込みましたので、・・・」
と伝える場合を考えてみましょう。

これを翌月の終わりごろに伝えるのと、
翌月1日に伝えるのとでは、
まったく効果が変わってきます。

つまり

「月次決算スピード」により社長の言葉の伝わりかが変わってくる

と言えます。

 

経営者の話が現場へきちんと伝わり、
かつ、現場に動き出してもらうためには、
やはり、スピード感のある会計数値を
上手く活用することこそがポイントになります。

 

まとめ

以上をまとめますと、

会計数値を使って話を伝えられる経営者は、
話を聞いてもらいやすくなるうえ、
話を理解してもらいやすくなることから、
社員に話が伝わりやすくなる

ということができます。

そのうえで、
経営者として目指したいところとして、


会計数値をタイムリーにスピード感をもって伝えられると、
その効果はより大きくなる

といった点は是非意識しておいていただきたいと思います。

 

そのためには「会計スピード」が重要であり、
経営者として「スピード月次決算」の仕組みを社内に構築できるかどうかが、
とても重要な仕事になる、というお話でした。