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Vol.2 月次決算スピードが速い会社ほど、経営スピードが速い

  • 2020.5.4

経営のスピード

スピード感のある会社、対応が速い会社は、
選ばれる会社となり、支持される会社になります。
結果として、業績も良くなり、
成長していく会社となっていく確率が高いです。

特別な技術がなくても、
業歴が短く、実績の少ない会社でも
「経営のスピード」
という点は、努力すれば実践できるものなので、

とくに小さな会社にとっては重要な武器になります。

 

大企業になればなるほどスピードが落ちますので、
逆に、小さな会社ほど、この「経営のスピード」は
外せないテーマになると思います。

 

経営スピードを作るもの

この「経営スピード」の大切さは
誰もがよくわかっているテーマだとは思いますが、
実践するのは結構難しいものだと思います。

「うちの社員はなかなか行動してくれなくて・・・」
「うちの会社はどうしてスピード感がでないのだろう・・・」

そう感じている経営者も多いかもしれません。

 

ただ、その理由は、多くの場合、
経営者自身にある気がします。

というのも、

経営者のスピード ≒ 会社のスピード

になるからです。

 

当然ではありますが、
経営者自身のスピードが遅い場合には、
会社全体のスピードは落ちます。

ですので、
経営スピードの速い会社を作りたければ、
経営者自身がスピードを上げる努力が必要です。

 

経営者のスピード

成功している人の特徴として
「スピードが速い」
ということはよく言われることだと思います。

決めることが早い。
やることが早い。
レスポンスが早い。

 

会社経営においても同様だと思いますので、
成功して業績が良い会社の経営者は、
「経営スピード」
が速いことになります。

これは「経営判断が速い」とも
言えると思います。

 

そして、
経営判断が速い社長の場合でも、
2パターンいらっしゃいます。

 

1つ目のパターンは、
「独自の直感・感性」
によって即決してスピード感のある経営者。

このような即決型の経営者は、
当然、成功する展開も多いのですが、
一方で失敗する場合も少なくありません。
この点が、ハイリスク・ハイリターンといった印象です。

とはいえ、
経営判断が速いというのは、
1つの強みであることに変わりはありません。

 

経営判断に必要な2つのこと

そして、もう1つのパターンはというと、
「独自の直感・感性」と「経営数値」の両方を考えながら、
経営判断をしていける経営者です。

 

先ほどの1つ目のパターンの経営者との違いは、
「経営数値」
を意識しながらも即決ができるかどうか、
という点です。

さらにポイントとしては、

たんなる「数値」というのではなく、
「経営数値」をすぐに意識できるかどうか

という点が重要です。

 

経営は、とても幅広く、
多くの社員や取引先、外部環境、専門知識、経験、等、
いろいろなことが複雑に絡み合って機能するものです。

経営者としては、
ただ単に売上数値だけとか、コスト削減額だけとか、
といった単体の数値だけではなく、
経営全体に与える影響を総合的に検討できるのが理想的です。

そのような「経営数値」を瞬時に意識しながら、
経営判断できる経営者こそ、リスクを最小限に抑えながら、
成長・発展し続ける会社に育て上げられるのだと思います。

 

そして、ここでいうところの「経営数値」として
客観的に活用できるのが「会計数値」となります。

 

会計には、いろいろな活用方法があります。

成功している経営者は、
法律で決まっているから仕方なく「会計」をしているのではなく、
戦略的な経営に活用するために「会計」を独自にアレンジしています。

そして、この独自にアレンジする際に、
徹底的にこだわっていることの1つに
「月次決算スピード」
があります。

 

経営者として
経営に最適な経営判断を即決するために、
独自の経験や勘だけではなく、
会計数値をきちんと頭に入れたうえで、
頭の中で具体的シミュレーションを瞬時にしています。

そして、これを実現するために、
会計数値がタイムリーに作成され、
活用できるような仕組みを独自に作っています。

 

まとめ

以上をまとめますと、

成功している会社
=経営スピードの速い会社
=瞬時に経営判断できる社長
=直感だけに頼らず会計数値も考え即決できる社長
=「会計スピード」を大切にしている社長

といった公式が成り立ちます。

本日は、
大企業にも負けない武器である
「経営スピード」
を実現するためには、

「月次決算スピード」
が重要です、というお話でした。

 

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