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Vol.135【IPO事前準備】関連当事者取引の把握・整理

  • 2021.5.2

株式新規上場(IPO)のための事前準備ガイドブック

今回も
日本公認会計士協会から公表されている
「株式新規上場(IPO)のための事前準備ガイドブック」
の概要について、ご紹介をさせていただきたいと思います。

そのなかでピックアップされている項目として
———————————————-
会計データ・裏付け証憑の整理
発生主義会計及び収益認識会計基準への対応
棚卸資産管理
原価計算体制
資産・負債の管理
連結決算
関連当事者取引の把握・整理
⑧内部管理体制の構築
⑨労務管理
⑩情報システムの内部統制
⑪不正への対応
⑫会計上の見積り
⑬会計基準の選択
———————————————-
が挙げられています。

このうち、今回は
「⑦関連当事者取引の把握・整理」
についてご紹介をしたいと思います。

 

関連当事者とは

この関連当事者という用語は会計専門用語になりますが、
以下のような個人・法人が、この「関連当事者」に該当します。

————————————–
①親会社
②子会社
③関連会社
④兄弟会社
⑤主要株主(10%以上の保有割合)
⑥主要株主の近親者
⑦役員の別会社
⑧役員の近親者
————————————–

これらの関連当事者との取引は、
IPOに向けては整理を必要とされる項目になります。

また、上場した後も、
トピックになり続ける論点になりますので、
経営者としては是非押さえておいていただきたい論点です。

 

具体的には

具体的な内容につきましては、
「株式新規上場(IPO)のための事前準備ガイドブック」
では、以下のようにコメントされています。

「株式新規上場(IPO)のための事前準備ガイドブック」より引用

「株式新規上場(IPO)のための事前準備ガイドブック」より引用

 

IPOをするということは、
多くの株主に支えられる企業になるということです。

全ての取引について、
公明正大である必要があり、
かつ、それを説明する必要があります。

そのために、
関連当事者との取引は、
注目されるということです。

なお、詳細につきましては、
以下の記事でコメントをしていますので、
ご参照いただければと思います。

STEP10【IPO】関連当事者の整理

 

次回は

ということで今回は、
「⑦関連当事者取引の把握・整理」
というテーマでお伝えをいたしました。

ここ数回にわたって、
「株式新規上場(IPO)のための事前準備ガイドブック」
についてご紹介をさせていただきました。

このシリーズは今回で終わりとなりますが、
今後IPOを予定される場合には、是非、
トピックとなるテーマとして押さえておいていただければと思います。

 

 

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