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Vol.35【IPO事例】ニューラルポケット株式会社

  • 2020.8.29

資料構成

2020年8月20日に「ニューラルポケット株式会社」
東京証券取引所マザーズに上場いたしました。

それとあわせて、同社から
「成長可能性に関する説明資料」
が公表されていますので、
今回は同内容について確認をしながら、
IPOの背景や状況をレビューしてみたいと思います。

 

まず、「成長可能性に関する説明資料」の資料ですが、
以下のような資料構成になっていました。

1. 会社概要
2. Mission(我々の目指す姿)
3. Value(我々の行動指針)
4. その他
①高度なAIエンジニアリング力と卓越したビジネス創出力の融合
②他社のAIを流用することなく、独自のAIライブラリを豊富に開発・保有
③制約が少なく、事業創出に向いたエッジAI解析力を武器とする
④独自のビジネス視点で社会ニーズを捉え、ブルーチップ企業を能動的に支援
⑤受託開発競争から脱却 – 売上が開発工数に比例するビジネスモデルから進化
⑥AI企業のビジネスモデルは、新たなステージに到達
⑦事業を展開するスマートシティやAI領域では大きな新規市場が創出される見込み
⑧国外市場の展開においては、スマートシティ・AI画像認識双方とも
 最も高成長が予測されるASEANを最初の地域として進行
⑨洗練された事業収益モデルを構築
⑩急速な収益拡大と営業利益の増加

ということで、
同説明資料の内容について、
以下でもう少し細かく見ていきたいと思います。

 

会社概要

まず、最初に会社概要を見てみましょう。

●設立
 2018年1月22日
●従業員数
 34名(うち研究開発人員20名)
●所在地
 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号
●ミッション
 AIエンジニアリングで未来の社会を形にする
●事業内容
 スマートシティ・サイネージ広告・ファッション解析関連サービス

設立しから2年半でIPOということで、
これは超スピード上場ですね。

この時点で、どのような会社であるか
すでに気になります。

 

それでは、
もう少し資料を読み進めていきたいと思います。

 

Mission(我々の目指す姿)

次に同社の「ミッション」について記載があります。

AIエンジニアリングで未来の社会を形にする

シンプルなミッションですが、
「AIエンジニアリング」
が同社の強みであることが伝わってきます。

それでは、
同社の「AIエンジニアリング」がどのようなものなのか、
また、どのようなに「未来の社会を形にする」のか、
もう少し読み進めていきたいと思います。

 

Value(我々の行動指針)

ミッションの次に「Value」ということで、
同社の行動指針について記載がありました。

具体的には
以下の4つについて記載があります。

・一流のチーム
・インパクトの創出
・自覚を持った行動
・挑戦し続ける意志

シンプルですが、
行動指針が伝わってきます。

 

また、それぞれの行動指針についての
説明を少し整理しますと、以下のように表現されています。

①一流のチーム
・卓越した人材を引き付け、育て、夢中にさせる
・仲間を成功に導くことを自身の成長そのものと考え、成長を助けあう
・絶対的信頼を基にした正直でオープンなコミュニケーション

②インパクトの創出
・実証実験としての「AI開発」ではない
・社会的貢献やビジネスインパクトを創出する「AIサービス」を創造する
・顧客や自社の成長に貢献する

③自覚を持った行動
最高レベルのプロフェッショナル基準
・倫理基準

④挑戦し続ける意志
・イノベーションが有機的に生み出される場であり続ける
・日々新しいことを考え、主体的に発言する
・常に「責任感」と「スピード感」を持って挑戦

 

ここまでのところを見る限り、
個人としての「プロフェッショナル」「倫理観」「責任感」「スピード感」を
重視しているとともに、このような個人同士が、
信頼し合い、助けあい、成長を促進し合うことで、
個人と企業の相互に成長していくことが表現されています。

そして、その先にあるのは、
個人の自己満足を満たすプロフェッショナル性ではなく、
社会貢献やビジネスインパクトを前提にしていることを、
発信しています。

 

このような行動指針が実現できると、
本当に理想的ですね。

短期間でIPOを実現できていることを考えると、
きっと、この「行動指針」が実現できているということでしょう。

それでは、具体的に同社が言うところの
「AIエンジニアリング」
とはどのようなものなのか。
この点について説明について、続けてみていきたいと思います。

 

高度なAIエンジニアリング力と卓越したビジネス創出力の融合

まず、
「高度なAIエンジニアリング力と卓越したビジネス創出力の融合」
ということで、説明がされていますが、
具体的には、

・ビジネス×技術におけるエキスパート体制
・東京とシンガポールを起点に、アジアで事業を展開
・主要団体にて活動を推進、個人情報保護を遵守

について記載がされています。

 

ビジネス力のある人材と
技術力のある人材が融合したうえで、
日本だけでなく海外での展開も進めているということです。

 

つまり、ここでは、

「人材」「展開範囲」という点で「成長可能性」を表現している

といえます。

 

 

独自のAIライブラリを豊富に開発・保有

次に、
「他社のAIを流用することなく、
 独自のAIライブラリを豊富に開発・保有」
ということで説明があります。

説明としては、
「7件の特許を取得済、8件を出願中」
ということで具体的には、以下の内容について、
ビジュアル付きで列挙されています。

・モビリティへの応用
・暗所監視
・作業安全監視
・侵入監視
・人物年齢性別・視線解析
・ファッション解析
・交通量解析
・位置情報検知
・3Dモーション解析

 

この時点で、
ニューラルポケット社の「AIエンジニアリング」がどのようなものかが、
イメージがよりわいてきました。

AIを活用して、
いろいろな動きや見た目など、
監視や解析をしていくイメージでしょうか。

 

ここでは、

「具体的な特許取得件数」と「今後の特許取得予定数」を具体的に表現し、
「独自性」「技術力」を証明することで「成長可能性」を表現している

といえます。

 

 

制約が少なく、事業創出に向いたエッジAI解析力を武器とする

そして次は、
「制約が少なく、事業創出に向いたエッジAI解析力を武器とする」
という点で説明があります。

このあたりから、
より専門的な用語が増えてきました。

おそらく、このあたりが、
同社の強みや差別化を図れている点があるのだと思います。

 

このパートでは、

・「クラウドAI」の説明
・「エッジAI」の説明
・両者の違い(メリット・デメリット)

について、わかりやすい図ととも説明がされています。

同社は、
「制約が少なく、事業創出に向いたエッジAI解析力を武器とする」
ということなので、
一般的には「クラウドAI」が多いのに対して、
ニューラルポケット社は「エッジAI」を武器にしていることが、
同社の差別化要因・競争優位である、
ということを伝えたいパートになっていると思います。

 

つまり、

他社や一般的なサービスとの違いである「差別化」を
きちんと説明することで「成長可能性」を表現している

といえます。

 

 

社会ニーズを捉え、ブルーチップ企業を能動的に支援

次に、
「独自のビジネス視点で社会ニーズを捉え、
 ブルーチップ企業を能動的に支援」
ということで説明があります。

 

まず、ここで
「ブルーチップ企業」
という表現がありますが、
「収益性、成長性に優れているだけではなく、
 財務的基盤も盤石とした企業」
を表現するワードのようです。

このような成長性の高い企業へ
能動的にサービス展開できること力があることを
表現しているものと思います。

 

具体的には、

・スマートシティ
・サイネージ広告
・ファッション解析

という例示が挙げられています。

このような領域(なかでもブルーチップ企業)を、
ニューラルポケット社のサービス・技術力で支えることで、
社会的ニーズに貢献していけることを
説明をしていることが読み取れます。

 

つまり、

これまでに説明してきた技術力を具体的にどのような形で提供して、
社会的ニーズに貢献しているかを説明することで「成長可能性」を表現している

といえます。

 

 

受託開発競争から脱却 

そして次は、
「受託開発競争から脱却:
 売上が開発工数に比例するビジネスモデルから進化」
についての説明です。

ここはビジネスモデルについての説明のパートです。

 

同社の説明資料には、
とてもイメージがしやすい比喩的なイラストが掲載されていますので、
是非、実際の資料を確認いただけると良いと思います。
個人的に、今回の資料で一番好きなページです!

 

先ほどは、技術的な側面で、
一般的なAIの考え方と、同社の技術の考え方の違い(差別化要因)を
説明している資料がありました。

ここでは「ビジネスモデル」についても、
一般的なAI企業のビジネスモデルと、
同社のビジネスモデルの違いを、
効果的にイラストを使ってシンプルに表現しています。

一般的なAI企業の場合には、
「自明となった企業ニーズを元に受託開発し、
 期間に応じた開発費用を受領する」
というビジネスモデルのようなのですが、
ニューラルポケット社の場合、このようなビジネスモデルではないとのことです。

 

具体的には、

企業が見えていない潜在的なニーズを捉え、
AI企業が主体的に事業を生み出す高度なビジネスモデル

と説明しています。

比較ワードとしては、
・「自明となった企業ニーズ」vs「企業が見えていない潜在的なニーズ」
・「受託開発」vs「主体的」
・「売上が開発工数に比例するビジネスモデル」vs「高度なビジネスモデル」
といった形で対比することで、
一般的な企業と同社の違いを表現しています。

 

つまり、ここのパートでは、

ビジネスモデルにおいても「潜在的ニーズ」「主体的な事業創出」というキーワードで他社との差別化を説明することで「成長可能性」を表現している

といえます。

 

 

AI企業のビジネスモデルは、新たなステージに到達

次の説明になりますが、
「AI企業のビジネスモデルは、新たなステージに到達」
という資料になります。

ここでは、
「事業モデル」と「AI技術の進化」の関係性について、
2軸の相関図を使用して説明しています。
つまり「市場分析」といった感じでしょうか。

 

まず「事業モデル」としては、
先ほど、同社のビジネスモデルの差別化要因として説明がされていた

(A)受託開発
(B)事業創出

という形で整理をされています。

一方で、「AI技術の進化」については、

①2005年~2012年:深層学習を用いないデジタル化・データ解析
②2012年~2017年:深層学習を用いたクラウドでのAI解析事業
③2017年~:深層学習を用いたエッジでのAI解析事業

といった順に進化していることを、図を使って説明しています。

普段、何気なく「AI」という言葉を使用していますが、
AI技術も日々進化しているんですね。

 

ここで具体的に表現したいことは、
一般的なAI企業の市場が、
「(A)×②」
という組み合わせであるのに対して、
ニューラルポケット社の場合は、
「(B)×③」
という市場を目指していくということです。

 

同社の表現的には、
「産業創出を行うエッジAIプラットフォーマー」
と表現していますが、
この領域に進んでいくこと明示しています。

 

つまり、

同社の差別化されたビジネスモデルと技術力で新しい市場で勝負していく、
ということ示すことで「成長可能性」を表現している

ということです。

 

 

スマートシティやAI領域では大きな新規市場が創出見込み

そして次の資料では、
「事業を展開するスマートシティやAI領域では
 大きな新規市場が創出される見込み」
ということで説明がされています。

狙っていくマーケット規模について、
定量的数値を使用しての説明がなされています。

 

具体的には、
世界ベースの市場規模として、

・スマートシティサービスの市場規模
・産業別AIサービス市場規模

が説明されています。

ここでは、
調査会社やレポート名といった情報元を明示したうえで、
具体的な市場規模を金額で表現しています。

たとえば、
「スマートシティサービスの市場規模」については、
2025年に「0.96兆ドル~2.4兆ドル」の市場規模が見込まれ、
「産業別AIサービス市場規模」については、
2030年に「87兆円」という市場規模が見込まれる、
とのことです。

 

すごい市場規模ですね・・・。

 

つまり、この資料では、

同社が挑んでいく市場規模として、5年後~10年後の予測金額を
具体的に示すことで「成長可能性」を表現している

ということです。

 

 

国外市場の展開

そして続けてですが、
「国外市場の展開においては、スマートシティ・AI画像認識双方とも
 最も高成長が予測されるASEANを最初の地域として進行」
ということで説明資料がありますが、
こちらは文字による説明はありませんでした。

タイトル以外ではイラストのみです。

 

どのようなイラストかというと、

・スマートシティ
・AI画像認識

それぞれのグローバルでのマーケット成長率
世界地図をもとに表現したイラストです。

言葉で説明するまでもなく、
イラストで表現された色付けを見ると、
世界規模で、かつ、具体的にどのような地域で
その成長率が高いかどうかも瞬時にわかります。

 

つまり、ここでは、

同社のビジネスにおける市場成長率をよりグローバル、かつ、地域別で
表現することで「成長可能性」を表現している

ということです。

 

 

洗練された事業収益モデルを構築

そして次に説明されているのが、
「洗練された事業収益モデルを構築」
というタイトルでの内容ですが、
ここでは4つの指標がシンプルに表現されています。

その指標は、

売上高成長率
海外関連売上比率
粗利率
棚卸資産

です。

 

これまでニューラルポケット社の強みや
市場規模についての説明が続いてきましたが、
ここにきてやっと同社の現状における経営数値について
説明する資料が出てきました。

 

とはいえ、本当にシンプルな説明です。

上記の4つの数値のみです。

 

同社の資料を見るとよくわかりますが、
とてもシンプルに重要なポイントのみを
説明しようとしている姿勢が伝わってきます。

ということは、同社が挙げた4つの指標は、
ニューラルポケット社の強みを表現している指標であり
経営数値なのだと思います。

 

具体的には、

・売上高成長率:+417% (2019年12期実績)
・海外関連売上比率:10.7% (2020年12月期2Q実績)
・粗利率:93.1% (2020年12月期2Q実績)
・棚卸資産:ゼロ(2020年12月期2Q実績)

という数値が示されています。

 

まず「売上高成長率」が400%を超えていますが
これは当然すごいことだと思いますが、
同社のビジネス領域は、社歴、ステージを考えると、
ある程度予想の範囲内かと思います。

これだけ短期間でIPOできたのも、
同社のこの成長力が認められてのものだと思いますので。

その意味では、どちらかというと、
この「売上高成長率」がどこまで維持していけるかが、
とても重要になるかと思いますので、
同社を判断していくうえでは継続的にウォッチしておきたい指標です。

 

次に「粗利率:93.1%」というのも、
とても素晴らしい数値です。
というより通常のビジネスでは考えづらいレベルの数値です。

高粗利率というのは、
企業の付加価値の高さを証明するものであり、
差別化されていることを証明することでもあります。

事業拡大すればするほど、
利益も大きく拡大する余地があります。

この点においても
成長可能性は無限にあると言えますが、
あとは、事業拡大をしても
この「高粗利率」を維持できるかはポイントになるかと思います。

 

次に「海外関連売上比率」ですが、
この点では、同社は現状10.7%ととのことです。

この数値が意味するところとしては、
先ほどのグローバルの市場規模と市場成長率を考えた場合に、
まだまだグローバル展開により企業成長をしていける余地が
十分にあるということだと思います。

その点で、注目してほしい指標ということで、
厳選された4つの指標に含まれているのだと思います。

 

そして、最後に、
「棚卸資産:ゼロ」
というのが挙げられています。

これを4つの指標の1つに選んでいるのは興味深いですね。

 

IT関係の企業は、
在庫を持たないビジネスも多いとは思いますが、
やはり在庫を持たないビジネスは魅力的です。

先ほどのビジネスモデルで、
同社の場合、受託開発ではなく、
自ら事業創出していくという説明がありましたが、
これとも関連すると思います。

受託開発型だと、
どうしても在庫を持つことになります。
IT系の会社でも仕掛プロジェクトとして、
在庫(仕掛品)計上されます。

 

一方で、ニューラルポケット社の場合には、
在庫がもたないということですので、
ある意味で「受託開発型ではない」ことを
決算数値の方からも証明していると言えます。

実際に、同社から公表されている
2020年12月期の第2四半期決算短信によると、
以下の通り、在庫計上はありません。

~同社の四半期決算短信より~

 

ということで、この資料では、

同社の強みや差別化要因をシンプル4つの経営指標で定量的に説明することで、
「成長可能性」を表現している

といえます。

 

 

急速な収益拡大と営業利益の増加

そして最後に資料になります。
「急速な収益拡大と営業利益の増加」
についての説明資料です。

設立からIPOまで2年半と超短期上場になっていますが、
この2年程度の業績について、
売上高と営業利益がイラストで説明されています。

 

具体的には、
以下のような数値になっています。

売上高
・第1期(実績)2018年12月期:60百万円
・第2期(実績)2019年12月期:311百万円
・第3期(予想)2020年12月期:776百万円

営業利益
・第1期(実績)2018年12月期:▲182百万円
・第2期(実績)2019年12月期:▲1331百万円
・第3期(予想)2020年12月期:165百万円

 

確かに売上高の伸びも素晴らしいですが、
それとともに、早期に営業黒字転換していることが、
注目したい点です。

上場に向けて、
管理コストがかなり急増しますので
実際にIPOを進めると、
なかなか営業利益を出していくのが
難しくなる場合もあります。

 

ニューラルポケット社の場合においても、
同様に管理コストが急増している背景はあったかと思いますが、
そのなかで、きちんと営業利益転換できるということは、
やはり上記までの説明であったように
同社の「高粗利率」体質に1つの要因があると思います。

 

ということで、この資料では、

これまでの業績を定量的かつ、ビジュアル的に示すことで、
企業成長してきた過去を明確にすることで
今後の「成長可能性」の継続を表現している

といえます。

 

まとめ

ということで、今回は、
2020年8月20日に新規上場した
ニューラルポケット社の分析でした。

 

ニューラルポケット社の強みや差別化要因と、
今後の成長可能性についてが、
とてもシンプルにまとまっている説明資料という印象です。

これだけシンプルにまとめたうえで、
きちんと伝えたいことを伝えられるというのは、
プレゼン能力も高いことが見て取れます。

これは、おそらくビジネスのなかでも
このようなプロフェッショナル性が発揮されていることだと思いますし、
本当に期待をしたくなる会社ですね。

 

IPOを実現した会社ごとに、
それぞれのコーポレートストーリーがあり、
それに伴う業績数値があります。

IPOを意識している経営者は、
是非、資料の作り等も参考にしながら、
自社のストーリー作りの参考にしていただければと思います。

 

■参考引用元
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120200820483732.pdf

 

新規上場株価情報

●株主名簿管理人
・みずほ信託銀行㈱
●監査人
・有限責任監査法人トーマツ
●幹事取引参加者
・みずほ証券㈱
●発行済株式総数
・13,369,000 株(2020年7月10日現在)
●上場時発行済株式総数
・13,784,000 株
(注1)公募分を含む。
(注2)新株予約権の権利行使によりり増加する可能性がある
●公募・売出しの別
・公募:415,000株
・売出し(引受人の買取引受による売出し):133,600株
・売出し(オーバーアロットメントによる売出し): 82,200株
●売出株放出元
・代表者:133,600 株
●公募・売出価格
・900円
●初値
・5,100円(公募価格比+4,200円 +466.7%)

 

 

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