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Vol.15 経営者が知っておきたいマネーフォワード周辺サービス

  • 2020.7.22

マネーフォワードの世界観

前回、マネーフォワードの世界観について、
お伝えさえさせていただきました。

 

経営者として
「会社の仕組みを●●にしたい」
みたいなイメージはもっていると思います。

このようなイメージも、
経営者自らがマネーフォワードを活用しながら考えていくと、
きっとイメージが現実化していく可能性が高まると思います。

マネーフォワードの世界観は、
経営者の世界観ときっと重なる部分が多いはずですので、
経営者自らがマネーフォワードに
どっぷり入り込むべきだと思っています。

 

さて今回は、
マネーフォワードの世界観を支援してくれる周辺サービス
についてもお伝えできればと思います。

経営者としては、
是非、この周辺サービスも意識しながら、
マネーフォワード導入・活用をイメージしていただければと思っています。

 

周辺サービス

マネーフォワードに関連するサービスについて、
確認をしてみると以下のようなものがあります。

①MF KESSAI
②Manageboard
③Streamed

マネーフォワードの
一気通貫の経営管理の仕組みと、
直接的・間接的に関連するようなサービスです。

 

MF KESSAI

まず、
「①MF KESSAI」
についてです。

こちらについては以下の2つのサービスがあります。
・MF KESSAIアーリーペイメント
・企業間請求代行サービス

 

まず1つ目の
「MF KESSAIアーリーペイメント」についてですが、
新型コロナウィルスの影響により経営の不透明感が増す時代には、
是非知っておきたいサービスの1つかと思います。

いわゆる「ファクタリング」サービスですが、
サイトの説明を読むと、
———————————————
「MF KESSAI アーリーペイメントとは、
お客様の所有する売掛債権(売掛金)を売却することで、
一定の手数料を差し引いた金額を受け取ることができるサービスです
これによりお客様は早期に売掛金を資金化でき、
事業拡大への投資や資金繰りの改善が可能になります
———————————————
とあります。

MF KESSAI アーリーペイメント

MF KESSAIのサービスページより引用

その特徴として、
・業界最安水準の手数料率
・入金までのスピードが早い
といった点があるようです。

ちまたには、
いろいろなファクタリングサービスがありますが、
マネーフォワード100%出資の会社なので、
信頼感をもって依頼ができる気がします。

私のクライアントでも
今回のコロナの影響により資金繰りに窮したなかで、
いち早く活用して資金繰り難を回避した事例もありましたので、
いざというときのために、知っておきたいサービスです。

 

そして、もう1つのサービスである
「企業間請求代行サービス」
についてですが、こちらは、
請求管理業務のアウトソースといった感じでしょうか。

MF KESSAI 請求代行

MF KESSAIのサービスページより引用

 

売上代金は、
きちんと回収までできて初めて
意味のあるものになります。

とはいえ、
この請求・回収の部分が弱い会社や、
小口の取引が多く、請求管理の業務が
煩雑になるケースもあると思います。

このような会社にとっては、
上手くアウトソースすることで生産性が上がるケースはあると思います。

 

今すぐに利用をする機会が無くても、
会社の拡大や社員の状況によっては、
必要とするタイミングも出てくるかもしれませんので、
経営者としては1つのオプションとして
是非、押さえておきたいサービスと言えるでしょう。

 

Manageboard

次に「②Manageboard」についても
簡単に触れておきたいと思います。

こちらは、経営管理としての
財務数値を管理・分析等に活用できるサービスです。

 

実はマネーフォワードの会計機能でも、
それなりに数値分析はできますが、
それでは、少し物足りなかったりする場面はあります。

そのような場合には、
MF会計の数値情報をExcelにダウンロードとかをして、
そのExcelを加工しながら分析資料を作ったりすることも
実務的には多いものです。

このようなExcelは、
小回りもきき、カスタマイズもしやすいので
その点便利であるのは間違いないのですが、
一方で、メンテナンスに手間がかかる、
といってデメリットもあります。

状況によっては属人化するケースもあるでしょう。

 

そう考えた際に、
MF会計の数値を上手く活用しながら、
システム的に数値管理が別途できる仕組みがあるとよいな、
と思う場面もあるのですが、そのようときに活用できるのが、
「Managebord」です。

MF会計ではできない
・予算管理
・各種経営分析
・レポート出力
といった機能がシステム的にできます。

Excelのような属人化もせず、
かつメンテナンスが楽になるという利点もあります。

 

ただ、サービスとしては、
まだまだ開発途上といった様子もあり、
これからの機能改善に期待をしていきたいところでしょうか。

私自身も活用しているのですが、
便利だと思う場面もありつつ、
機能的に改善してほしいと思うような場面もあります。

とはいえ、
MF会計の互換性も良いこともあり、
長い目で見ると、このような経営分析システムも
活用していくのも良いかと思っています。

 

Streamed

最後にご紹介するのが、
「③Streamed」
です。

こちらは、
活用できる場面があれば、
上手くかつされると効率的になるサービスです。

多くのクライアントの入力業務を抱える
会計事務所での利用がメインのサービスとも言えますが、
個人的には一般企業でこそ、
上手く活用していただきたいサービスと考えています。

 

このサービスを端的に表現すると、
「会計ソフトへの入力自動化サービス」
となります。

たとえば、領収書のスキャンをするだけで、
会計数値に置き換えてくれるようなサービスです。

 

これまで、経理社員とかが、
手入力していたようなものを、
スキャンすれば会計数値に変換してくれるので、
ある意味、会計入力のための社員が不要になるようなサービスです。

会計や経理がわからいなアルバイトとかに
スキャンだけしてもらえれば、
あとは会計数値ができあがるというイメージでしょうか。

 

当然、入力された数値を確認したり、
それを経営に活用できるように分析・加工するところに
本来の経理としての価値があるので、
その部分まではStreamedでのアウトソースは難しいです。

ただ逆に、Streamedを上手く活用することで、
経理社員は、単純入力業務からは解放され、
本来の付加価値の高い経理業務に特化できる、
ということにつながると思いますし、
経営者としても経理社員にその点を要求できるようになります。

 

それも、社以内の経理人員だと
入力に数日かかっていたようなボリュームでも、
1日~2日程度で完成するというスピード感も
Streamedの素晴らしい点ともいえるでしょう。

当サイトでもお伝えしている
「スピード会計」
の仕組みを構築するにあたっては、
状況によっては上手く活用していきたいサービスでもあります。

 

今の時代は、
単純作業はRPAやクラウドシステムを活用することで機械化・自動化、
ヒトは付加価値が高い業務を求められている時代だと思いますが、
Streamedを上手く組み込むことで、
経理領域についても、この点を追求できるようになります。

 

その他関連サービス

いくつかの周辺サービスをご紹介してきましたが、
それ以外の関連サービスとして以下のようなサービスも
ホームページ等では紹介されています。

④ボクシルSaaS
⑤BALES
⑥Biscuet

これは、2019年11月にM&Aで子会社化した
スマートキャンプ社のサービスですね。

 

約20億円を投じて子会社化しただけに、
マネーフォワードの各種サービスとのグループシナジーを
今後いろいろと企画していると思います。

公表されている情報はいろいろとありますが、
このあたりをご紹介しだすと長くなりますので、
今回はこのあたりでとどめておきたいと思います。

 

ということで、今回は、
マネーフォワードの世界観の延長線上で、
経営者として是非知っておきたいサービスについて
ご紹介させていただきました。

今後も、
いろいろなサービスがつながってくると思いますので、
良いサービスが出てきたら、その都度お伝えできればと思いますが、
今後のサービス展開に引き続き期待をしたいところです。

 

 

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