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債務支払い機能リリース
本日は、マネーフォワードの新しい機能として、
「マネーフォワード クラウド債務支払」
が2021年1月19日リリースされましたので、
マネーフォワードサイトの情報をもとに概要をお伝えしたいと思います。
リリースの背景について
リリースの背景としては、
以下のようなことが説明されています。
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・従来からある「マネーフォワードクラウド経費」において、
請求書の支払処理を行う機能として「支払依頼」機能を提供してきた
・ただ昨今、「支払依頼のみ利用したい」というニーズが増えていた
・また、「マネーフォワードクラウド経費」を使用しないユーザーからも
「債務管理」や「支払調書の作成」などの機能を追加して欲しいという要望が多かった
・そのため「マネーフォワードクラウド経費」の一機能ではなく、
「マネーフォワードクラウド債務支払」としてサービスを分離独立させ、
機能を強化する方針にした
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今後「マネーフォワード クラウド債務支払」では、
「マネーフォワード クラウド経費」の「支払依頼」機能で提供中の内容を引継ぎ、
かつ、支払調書など多様な機能を順次提供していく予定とのことです。
なお、今回のリリースに伴い、
「マネーフォワード クラウド経費」の方では
支払依頼の確認、申請、承認はできなくなるようです。
MF債務支払で「できること」
「マネーフォワード クラウド債務支払」でできることとして、
以下のような機能があるとのことです。
①事前・各種申請フォーム
・購買の申請など、自社の運用方法に合わせた申請フォームを作成することができる
・支払時に事前の申請と紐付ける事で、事前申請から支払まで一貫して管理できる
②電子帳簿保存法対応
・スキャナ保存、電子取引に対応している
・紙で受け取った請求書、メール添付の請求書をまとめて管理できる
③銀行振込API
・支払振込をクラウド債務支払からボタンワンクリックで振込指示ができる(一部対応銀行のみ)
・全銀データ(FBデータ)が不要になり、手間の削減と内部統制に効果的
④柔軟なワークフロー
・「高額な支払は上位の役職者の承認を得る」など条件分岐に対応
・状況に応じて、そのとき必要な内容を、必要な人から承認を得ることができる
⑤支払の分析
・支払の状況をグラフで確認することができる
・取引先や部門など、様々な角度から支払額を確認できる
・「自部門の支出推移を確認したい」などが簡単に確認できる
⑥APIで連携
・クラウド債務支払のAPIを使って、他のシステムと連携が可能
・仕訳の連携やマスタの管理などの作業が自動化できる
MF債務支払で解決できる課題
「マネーフォワード クラウド債務支払」の上記のような機能を活用することで、
以下のような課題を解決できると説明されています。
①煩雑な紙の取り回しをペーパーレスに
・紙の請求書も電子の請求書も内容を入力後にワークフローで承認を実施
・社内の煩雑な紙の取り回しがなくなる
②申請 / 承認のハンコリレーを電子化してテレワークに対応
・事前の購買申請から請求書の支払まで一貫して電子で承認
・外出先や自宅からでも申請と承認が可能
・承認経路も柔軟に設定できる
③請求書の受取と開封/保管をBPOで(オプションサービス)
・オプションのBPOサービスを利用すると、会社に紙の請求書が届かなくなる
・担当者に代わって請求書の開封、ファイリング、データ化、保管を実施
利用料金
気になる利用料金についてですが、
まず当面はキャンペーン中とのことで、
2021年4月末日までは無料で利用できるようです。
是非、無料のうちに利便性を試してみたいところですね。
そのうえで、2021年5月以降の利用料金については、
以下のような感じで有料化予定とのことです。
上記サイトによると、
「1名から30名規模の会社」
の場合で、最低限の機能を使用する場合は、
以下のような料金体系のようです。
個人的には、意外と高くない印象です。
デジタル化、効率化によるメリット、コスト削減を考えると、
きちんと業務フローを組み立て、利用していけば、
十分に元をとれるのではないでしょうか。
なお、もう少しグレードアップした機能を使いたい場合や、
31名以上の規模感の会社の場合には、
別途料金体系があるようですので、
詳細は、上記サイトをご確認いただければと思います。
まとめ
ということで、今回は、
マネーフォワードから新たにリリースされた
「マネーフォワード クラウド債務支払」
についてのおしらせでした。
4月までは無料とのことですし、
私も使ってみて、機能確認をしてみたいと思います。
参考(使用してみた結果の報告)
実際のトライアル実施結果については以下をご参照くださいませ。