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Vol.8 月次決算スピードが速い会社ほど、社員の成長速度が速くなる

  • 2020.6.15

PDCAと月次決算

会計は客観的な数字を活用するため、
PDCAマネジメントの有効なツールになります。

一般論として、

「測定」できないものは「管理」できない
「管理」できないものは「達成」できない

と言われています。

 

経営の状態を数値化して
測定できる形にできるのが「会計」です。

そう考えると、

経営目標の達成のためには、
「会計」をベースにした「月次決算」が有効な管理ツールになることは、
おわかりいただけるかと思います。

 

具体的には、
月次決算の会計数値を活用して、

P:予算・事業計画を会計数値で作成する
D:計画の実行
C:会計数値を活用して予算・実績比較&分析
A:改善案を考える・事業計画を練り直す

ということが具体的に実施できます。

 

個人的に思うこととしては、
会計数値を使用しながら思考していくプロセス自体に、
とても意味があるものだと思っています。

 

月次決算スピードが速い会社の特徴

月次決算スピードが速い会社の特徴として、
「PDCAサイクル」を回そうという意識が、
会社全体であるといえます。

会計がPDCAに有効だということは先ほど記載をしましたが、

月次決算スピードが速いということは、
このPDCAを速く回そうとしていることを意味しています。

PDCAサイクルを速く回すことができれば、
レビューと改善を繰り返すことスピードも速くなり、
経営が成功していく可能性が高いです。

このPDCAを回すのは「現場」になります。

 

社員が自ら計画を立て、実行し、
それを振り返り、また新たなチャレンジをする。

会計スピードが速い会社は

PDCAを経営陣が常に意識していますし、
現場もそれを要求されるので、
おのずと、社員が鍛えられることになります。

社員自らが、

・考えるようになる
・実行するようになる
・振り返る習慣ができる

というなかで成長をしていく環境に置かれるからです。

このことはとても大きなことです。

というのも、

「会計数値」という客観的なツールを活用して
考える習慣を身につけることで、
社員の思考力・実行力が格段に上がっていきますので。

 

会計で考えることで基礎力が身につ

社員が自ら「数字」を使って考えてPDCAを回していくのは、
実際に実践しようとすると容易ではありません。

但し、これにチャレンジし続けることで、

間違いなく社員が自発的に考え、実行し、振り返って、また考える、
といった習慣が身につきます。

そのような習慣を続けている社員が働いている会社と

そうでない会社では、間違いなく差が出てきます。

 

社員自らが、
予算や目標を立てる際に、
会計はとても有効なツールになりますし、
基礎力アップにつながります。

客観的な会計数値を活用した「月次決算数値」は、

経営上の「社内共通言語」にもなり、
社員同士の視点や、社長と社員の視点が合うようになってきます。

なかなか理解してもらえなかった
経営者の立場や視点についても、
社員が理解できるようにもなります。

 

月次決算スピードを意識して、
PDCAサイクルを速く回せる仕組みに
上手く「月次決算」を組み込むことができれば、
社内の目線が合ってきて、経営がとても楽になると思います。

 

まとめ

今回の内容をまとめますと、
以下のようなまとめになります。

会計を経営に活用している会社は、
PDCAを上手く回せている

月次決算スピードが速い会社は、

PDCAサイクルを回すスピードも速い

PDCAサイクルが速く回せている会社は、

社員の成長速度が速い

 


社員の成長を速くしたいとお望みなら、
回り道のように感じるかもしれませんが、

是非「月次決算スピード」を実現できる仕組み作りに
取り組んでみていただければと思います。

PDCAサイクルも速くなり、
社員の成長も速くなり、
経営者としても、いろいろと楽になると思います

 

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