マネーフォワード導入のメリット
Vol.91の記事のなかで、
「弥生会計と比べて「マネーフォワードが良い点」」
として以下を挙げさせていただきました。
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①リアルタイムに預金や法人カードデータを自動取得
②インターネット環境があれば複数人で使用可能
③経理のためのソフトではなく、会社経営のためのソフトとして活用できる
④会計を各業務と連携して業務フロー化できたり、コスト低減が見込める
⑤複数ウィンドウを同時に開けて作業効率が高い
⑥デジタル化・ペーパーレス化・リモートワーク化がしやすい
⑦成長していく会社として税理士に依存しない仕組みを構築できる
⑧開発スピード早く、機能改善余地もまだまだ期待できる
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今回は、このうちの
「⑥デジタル化・ペーパーレス化・リモートワーク化がしやすい」
について、もう少し具体的にお伝えをさせていただきます。
中小企業こそDX
世の中で「DX」が流行っています。
コロナウィルスの影響が、その流れを加速させていますが、
このDX化の流れは中小企業には追い風だと思っています。
DXというと
大企業が率先して取り組んでいる印象もあるかもしれません。
確かに大企業はDXに前のめりです。
但し、大企業は、今までの仕組みが出来あがっていて、
関与している社員も多いので、
DXに対応していくのは意外と大変なものです。
DXは、デジタル化とともに、
業務改革という「変わる」という点が重要になります。
大企業は「変化」に弱いものですし、
意外と「アナログ」文化が根付いていることも多いです。
とくに社歴が長かったり、役員層の年齢が高い会社は
DXといってもすぐに適応できないことが予想されます。
一方で、中小企業は、
関与している社員も少ないですし、
きっちりした分業体制ができあがっていないことも多いので、
逆に業務改革がしやすいと考えています。
また、若い会社であれば、
デジタル化の流れにそれほど抵抗もないと思いますし、
新しいツールを活用するのも、
フットワーク軽く対応できることも多いです。
その点で、DXの流れは、
むしろ中小企業こそ積極的にトライをして、
大企業に負けない仕組みを作っていけるチャンスだと考えています。
デジタル化・ペーパーレス化
今回は、デジタル化、ペーパーレス化という視点で
「マネーフォワード」の特徴を考えてみたいと思います。
まず、マネーフォワードは
クラウド会計という特徴があるので、
その存在自体が「デジタル」な感じではあります。
そのなかで、
・請求書作成機能
・給与計算機能
・勤怠管理機能
・社会保険機能
・経費管理機能
といったいくつかの機能が存在します。
(※右記参照:https://speed-accounting.com/mf-info/)
各業務のなかで、
あらゆる機能を使っていく過程で作成されるデジタルデータが
各機能間で連携されていくので、ペーパーレスも実現できます。
具体例:請求書発行
たとえば、
請求書作成機能では、
クラウドソフト上で請求書を作成し、
それをボタン1つでメールでそのまま請求書発行・送信ができます。
またレポートとして、
請求書を起点にした得意先別売上一覧や
売掛金回収管理状況も閲覧できます。
クラウドソフトだけで完結しますし、
そのデータがそのままリアルタイムで会計メニューの方へ連携されるので、
会計帳簿の作成までデジタルな状況でほぼ自動化されます。
これらの業務の過程では、
紙も使いませんし、Excelも使いません。
すべてクラウドデータ上で完結していきます。
具体例:給与計算
また、給与計算についても同様に
ペーパーレス化・デジタル化がすすめられます。
たとえば、
勤怠管理をクラウドソフト上で実施し、
そのデータを給与計算機能に流し、自動計算をかけることで、
給与計算ができます。
そして、給与計算が完了すると、
社員はクラウド上で自身のWEB給与明細を見にいけます。
従来は、給与明細を印刷して、
社員に渡すという行為が普通だったと思いますが、
そのような業務も省略でき、
業務の効率化とコスト削減が実現できます。
さらに、年末調整業務もすべて
クラウド画面上で進めていけます。
社員からはデータで
クラウド給与に情報を挙げてもらえれば、
そのままペーパーレス状態で年末調整が完了し、
源泉徴収票についても印刷は不要で、
社員は、クラウド上で自由に確認しにいけます。
このような点は、
社員側にとってもメリットがあります。
書面で発行する給与明細や源泉徴収票の場合、
紛失してしまったり、管理が大変だったりするものです。
マネーフォワードを活用すると、
社員はいつでもクラウドにアクセスすれば、
過去の給与明細も源泉徴収票も確認できます。
きっと社員からも好評だと思います。
リモートワーク化
クラウドソフト上で、
いろいろなことが完結しますので、
当然、リモートワークにも有効です。
たとえば、スマホからでも閲覧できますので、
外出先からでもすぐに確認することもできます。
また、経費精算をする場合も、
外出先や移動中に領収書をスマホでスキャンして、
申請をあげたりもできます。
朝に急に在宅ワークに変更したくなった場合等も、
自宅にPCさえあれば対応が可能です。
従来型のインストール型ソフトの場合には
会社のPCでないと操作ができない、
といったことはよくあったと思いますが。
まとめ
ということで、
「弥生会計と比べて「マネーフォワードが良い点」」として、
「デジタル化・ペーパーレス化・リモートワーク化がしやすい」
という点にについてお伝えさせていただきました。
新しい時代の新しい働き方を実現していくにあたって、
マネーフォワードは、いろいろと活用でき場面が多いと思います。
それでは、次回の記事では、
「弥生会計と比べて「マネーフォワードが良い点」」として、
「⑦成長していく会社として税理士に依存しない仕組みを構築できる」
という点をお伝えできればと思います。