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Vol.95 マネーフォワード導入のメリット④/低コストでの業務フロー改革

  • 2021.1.15

マネーフォワード導入のメリット

Vol.91の記事のなかで、
「弥生会計と比べて「マネーフォワードが良い点」」
として以下を挙げさせていただきました。

———————————————–
①リアルタイムに預金や法人カードデータを自動取得
②インターネット環境があれば複数人で使用可能
③経理のためのソフトではなく、会社経営のためのソフトとして活用できる
④会計を各業務と連携して業務フロー化できたり、コスト低減が見込める
⑤複数ウィンドウを同時に開けて作業効率が高い
⑥デジタル化・ペーパーレス化・リモートワーク化がしやすい
⑦成長していく会社として税理士に依存しない仕組みを構築できる
⑧開発スピード早く、機能改善余地もまだまだ期待できる
———————————————–

 

今回は、このうちの
「④会計を各業務と連携して業務フロー化できたり、コスト低減が見込める」
について、もう少し具体的にお伝えをさせていただきます。

 

大規模会社と中小規模会社の違い

大企業であれば、
社内の基幹システム(販売管理、商品管理、等)と
会計ソフトが連携しているような
仕組みを構築していることはよくあります。

多くの社員での分業化が進んでいることもあり、
それぞれの業務をITシステムを通じてきちんとフロー化して
効率的な形を実現することが重要であるため、
ITシステムへも多額な投資をして、システム化を進めています。

 

一方で、中小規模の会社だと、
大企業のように、社内の業務をITシステムでつなげて
業務フロー化するところまでは、
なかなかできていないのではないかと思います。

組織が小規模な場合には、
1人が何役もこなす必要があるため、
まだまだ完全な分業体制や業務分担を確立できていなかったり、
ITシステムへの大きな投資ができなかったりしますので。

 

中小規模の会社にも可能性を与えてくれるマネーフォワード

上記の通り、中小規模の会社にとっては、
ITシステムを活用しながらデータや業務をフロー化していく、
といったような大会社的な取り組みは、
これまでは現実的ではありませんでした。

ただ、マネーフォワードを導入すれば、
各業務をクラウド上で実施しながら、
会計ソフトまで連携させていくことができるようになります。

 

これは、とても画期的なことです!

 

マネーフォワードの機能的な面のすばらしさもありますが、
何よりも低コストで実現できることこそが、
中小規模の会社にとっては導入ハードルが下がり、
現実的に取り組みができるようしてくれます。

 

現状のマネーフォワードのプラン(バリューパック)だと、
・請求機能
・給与計算機能
・勤怠管理機能
・経費管理機能
・会計機能
といった機能がすべて、
年額で5万円程度から使えるようになります。

 

当然、大企業のような、
カスタマイズもされた高スペックの機能は
備わっていないかもしれませんが、
中小規模組織には十分と言える機能が備わっています。

 

私自身の事務所でもフル活用していますが、
一度使用すると、便利過ぎて手放すことができません。

 

具体例

もう少し具体的に説明をさせていただきますと、
たとえば、以下のようなことが、
クラウドシステム上で一気通貫で実施できます。

それも、すべて「デジタル」だけで完結できます。

具体例①

請求書機能で営業担当が請求書を作成し、
 請求書を電子データで得意先へ送る
  ↓
・「請求書データ=売上データ」について、
 会計機能へリアルタイムで自動連携される

具体例②

勤怠管理機能で社員の勤怠管理を実施
  ↓
・勤怠データを給与計算の方へデータ連携し、
 給与計算を実施する
  ↓
給与明細は各社員が自らが、
 クラウド上でWEB明細として確認できる
  ↓
・「給与計算データ=給与額データ」について、
 会計機能へリアルタイムで自動連携される

具体例③

経費機能電帳法対応を実施しながら、
 経費領収書等をスキャンして申請する
  ↓
上長が承認をして精算額を確定し、
 給与計算機能へデータ連携し、
 給与と一緒に精算をする
  ↓
・同時に「経費データ」について、
 会計機能へリアルタイムで自動連携される

 

DX化、デジタル化、ペーパーレス化が進む世の中に
完全にマッチしていますし、
リモートワークにもマッチします。

 

このような業務フロー作りを
マネーフォワードのバリューパックだと、
年額5万円程度から導入検討ができます。

 

マネーフォワードから始める業務フロー改革

マネーフォワードをたんなる会計ソフトと考えたとしても、
今までの会計ソフトと比較し、とても便利なのは間違いありませんが、
ただの会計ソフトと考えるのはあまりにももったいないです。

マネーフォワードの世界観を簡単に表現した図が
サイトにありますので引用しますと、以下のような感じです。

マネーフォワードのサイトから引用

 

上記のすべての機能は、
バリューパックというパッケージ(年額5万円程度)のなかで
基本機能として含まれています

会社運営上、最低限必要な
「請求書発行」「給与計算」「経費精算」「会計入力」
といったことがすべて利用でき、かつデータが連携されます。

 

つまり、
マネーフォワードを活用することは、
会社業務全体の業務を見直し、デジタル化し、
業務フロー化し、そして効率化する、
というチャレンジができるということです。

これまで中小規模の会社の場合、
このような業務改革をするためのシステム投資は
なかなかできませんでしたが、
マネーフォワードをフル活用することで、
可能な時代になったと言えます。

 

なお、中小規模の会社であれば、
このバリューパックで十分な面もありますが、
さらに企業成長をしていくステージの会社へのサービスも
強化しているのが最近のマネーフォワードの特徴です。

参考として、もう1つ、
決算説明資料にあった図を引用させていただきます。

マネーフォワード決算説明資料より引用

 

マネーフォワードとして、今後は、
中規模以上の会社やIPO準備会社を対象としたプロダクトを
一層強化していく方針を打ち出しています。

そのため、
企業成長していくステージの会社やIPOを目指す会社においては、
最低限の機能だけでなく、より広がりをもった業務全体を
マネーフォワードのサービスでカバーできるようになります。

 

私個人は、業務フローづくりとか、
そのなかでの人や業務のつながりを意識した
効率化・合理化された仕組みを作る業務が大好きなので、
上記のような世界観をみると、とてもワクワクします。

これまでは、単体のシステムとExcelを活用した
業務フロー構築がベースでしたが、
マネーフォワードを最大限活用することで、
より可能性のある業務フロー構築も考えたり、
提案していけそうです。

 

まとめ

ということで、
「弥生会計と比べて「マネーフォワードが良い点」」として、
「会計を各業務と連携して業務フロー化できたり、コスト低減が見込める」
という点にについてお伝えさせていただきました。

 

これからの厳しい競争時代に、
企業として生き残っていき、かつ、成長していくためには、
デジタル化と業務の効率化を実現しながら、
生産性を高めていく必要があると思います。

それを実現していくにあたって、
もっともコストパフォーマンスよく活用できるのが
マネーフォワードだと考えています。

 

これからの中小企業は、
低価格で導入できるマネーフォワードをフル活用し、
大企業に負けない業務フロー構築と業務効率化を実現し、
生産性を高めて、競争優位性を作っていきたいですね。

 

それでは、次回は、
「弥生会計と比べて「マネーフォワードが良い点」」として、
「⑤複数ウィンドウを同時に開けて作業効率が高い」
という点をお伝えできればと思います。

 

 

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