マネーフォワード
もし、マネーフォワードのことを
たんなる「会計ソフト」と考えられている場合には、
経営者としては、少し考え方を変えてもよいと思います。
というのも、
会計ソフトとしてのマネーフォワードも
当然、便利なのですが、
それだけではないのがマネーフォワードの特長です。
というより、
会計ソフトとしても便利なのですが、
それ以上に組織作りとしての大きな役割を担うのが、
マネーフォワードだと感じています。
経営者としては、
経営や業務全体を設計し、
効率化・自動化・スピード化する仕組みのための
クラウドシステムと考えた方がしっくりくると思います。
ということで、今回は、
「マネーフォワードの世界観」
について書いてみたいと思います。
販売管理としてのMF請求
会社が小さなうちは、
Excelとかを使って請求書を作成されている会社も
多いのではないかと思います。
Excel請求書はカスタマイズはしやすいですが、
やはり売上管理として使うには、
件数が多くなると限界がきてしまいます。
計算式とかで集計をするような形にしていても、
常にメンテナンスが必要という感じですし、
また、売上分析としては活用しづらいです。
一方で、マネーフォワードの請求書機能を活用すると、
たとえば、
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①請求書をシステム上で管理できる
②売上集計表としても売上分析もできる
③債権管理の機能もあり、入金管理ができる
④システム内で、メール請求書送付ができる
⑤会計の方へ売上情報が自動転送され、会計入力が効率化される
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といったメリットがあります。
中小規模の会社であれば、
販売管理システムとして十分に活用できる機能と言えるでしょう。
複数人で売上の請求書を作成するといったケースでも、
同時ログインをして作成できますし、
Excelにはないメリットが多くあります。
今後予定されているインボイス制度というものにも、
当然対応がされていくはずですし、
会社の人数が5名を超えてくると、
間違いなく活用していった方がよい機能でしょう。
今後も
「マネーフォワードクラウド請求書(MF請求書)」
の詳細はお伝えしていきたいと思いますが、
まずは、全体的な特長について、
今回はお伝えをしてみました。
給与管理としてのMF給与&勤怠&社会保険
次に、人事関係の機能として、
「マネーフォワードクラウド給与(MF給与)」
「マネーフォワードクラウド勤怠(MF勤怠)」
「マネーフォワードクラウド社会保険(MF社会保険)」
といったような機能があります。
MF給与だけでも活用できれば、
基本的な給与計算については問題なく回していけますし、
とても便利になると思います。
具体的には
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①給与計算の自動化がしやすくなる
②毎年変わる法律にも適時に対応してくれる
③社員には直接WEB上で給与明細を確認してもらえる(明細発行が不要になる)
④そのまま年末調整まで一気通貫でいける
⑤会計の方へ給与情報が自動転送され、会計入力が効率化される
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といったメリットがあります。
こちらも一度使いだすとやめられなくなる便利さです。
あえてデメリットをあげるとすると、
人数課金の料金体系(1人当たり月額300円)なので、
社員数が多い会社については
少し導入を悩まれる場面があるかもしれません。
正社員が多い会社であれば、
MF給与導入によって削減できる見えないコストが多くあるため、
コストパフォーマンスは悪くないと思いますし、
MF会計までの連動を考えれば、なおさらメリットの方が大きいと思います。
一方で、
MF給与の導入を少し悩む規模感としては、
パート・アルバイトが多い会社・業種でしょうか。
1ヵ月に数万円のアルバイト代だけで、
控除とか諸々がないようなパート・アルバイトが多い場合には、
人数課金に悩むかもしれません。
(但し、それでも使いこなせば投資対効果は高いと思います)
また、そのうえで、
MF勤怠やMF社会保険の機能もあわせて活用していけば、
社内の人事管理はかなりシンプルかつ自動化されると思いますが、
このあたりは規模感によっての使い分けでしょうか。
経費管理のためのMF経費
最後にもう1つだけ機能をお伝えしたいと思います。
経費管理の機能としての
「マネーフォワードクラウド経費(MF経費)」
についてです。
人数が10名を超えてくると、
経費精算についても結構煩雑な作業になってくると思います。
経費精算の申請を遅れたり、間違い多くなったり。
ただ、社長自身が一番、経費を使うと思いますので、
多くの場合、社長の経費管理が
問題になることも多いのではないかとは思いますが・・・。
いずれにしても会社規模・人数が増えると、
煩雑になるのが経費・領収書・支払いの管理となります。
ここについては、
Excelを活用している会社も多いと思いますが、
是非、ここでも「MF経費」の機能を
活用してみてもらいたいと思います。
導入時には、逆に
効率が悪く感じたりする場面もあるかもしれませんが、
会計への連動や、給与での精算、その他振込や、領収書の整理、
といった会社全体で見た際には、
きっと全体最適な仕組みを作ることができると思います。
何より、
ルーズになったり、わかりづらくなる経費について、
きちんとルール化され、見える化されることのより、
会社が引き締まるという副次的な効果も期待できますので。
MF経費については、
いろいろと論点がありますので詳細は改めてお伝えできればと思いますが、
ここが実現できれば、リモートワーク時代において、
完全ペーパーレスの実現も可能になりますので、
活用していきたい機能ではあります。
そして最終的なゴールとしては、
ペーパーレス体制構築のための
「電子帳簿保存法」
「スキャナ保存」
への法制度対応の実現を見据えたいところです。
10名を超えたら「マネーフォワード」をフル活用しよう!
大規模会社の場合には、
独自にシステム開発をしたり、
それぞれの機能だけで高度化したりしながら、
全機能を連携する形で仕組みを作ったりはできます。
ただ、中小規模の会社は
なかなか大規模会社のようにはいきません。
昔は、
請求書や給与計算や、その他諸々の領域について、
それぞれのパッケージソフト購入したり、
Excelを活用して作業をしていることが多かったです。
その結果、コストも高くなるうえに、
それぞれが連動していないことによる手間がかかっていました。
中小規模の会社の場合には、
このような経営管理用のシステムに対する投資意思決定も
なかなか難しかったと思います。
それがマネーフォワード時代になった今は違います!
今回ご説明したような
経営活動の全般にわたるそれぞれの機能を、
マネーフォワードがすべて一気通貫で実現してくれています。
つまり、
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従来は、中小規模の会社が
やりたくでも実現できなかった世界観を
マネーフォワードが実現をしてくれている
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といえます。
それも、低コストで!
これはかなり画期的なことだと思いますし、
中小規模の会社は、組織作りの柱として、
絶対、マネーフォワードをフル活用した方が良いと思います。
上手く活用していけば、
人件費の1人や2人分のコストは簡単に浮くはずですし、
業務効率が上がると思います。
なによりも、クラウドソフト上で、
あらゆる情報がタイムリーに流れていくことで、
結果的に経営数値もタイムリーに確認することができます。
まさに「スピード会計」を実現したい会社には、
不可欠なツールと言えるでしょう。
是非、経営者であれば、
積極的にマネーフォワードを導入・活用して、
マネーフォワードの世界観を楽しんでいただければと思います。
組織作りが楽しくなると思います。
ということで、
今回はマネーフォワードの世界観についてお伝えしましたが、
さらに広がりを見せているマネーフォワードの周辺サービスについて、
次回に続けてお伝えしてみたいと思います。
経営者にとって、こちらの周辺サービスも
魅力的なものがあるのではないかと思いますので。