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Vol.154【新機能/証憑自動取得】画期的な新機能がリリースされました!

  • 2022.4.22

■証憑自動取得機能

先日、マネーフォワードから
待望の新機能がリリースされました。

その機能とは、
————————-
証憑自動取得機能
————————-
です!

 

これは本当に画期的です!!

 

弊所では全クライアントに
電子帳簿保存法対応を率先して進めているのですが、
どうしても電子帳簿保存法対応は
一時的に効率が落ちてしまう場面が少なくありません。

その代表格が、
今年から原則適用となっている
電子取引の電子保存です。

 

結局、昨年末の突然の宥恕措置により、
電子取引の電子保存は実質的には義務化されていないような状況になり、
多くの会社で先延ばしにしていると思われます。

とはいえ、弊所は、長い目で見ると、
企業成長にとって電子取引保存法対応は絶対にプラスだと考え、
電子取引の電子保存も宥恕措置にかかわらず、
クライアントへは電子帳簿保存法対応を勧めています。

 

但し、実際にはAmazon等のサイトから電子領収書を取り出し、
それを仕訳と紐づけしながら電子保存する作業はやはり手間が多く、
クライアント側も少し乗り気ではないケースも多いものです。

この手間の点については私も否定ができず悩んでいたところですが、
今回のマネーフォワードの新機能は、
この「手間」を削減してくれる救世主となってくれそうです。

 

これは、自動連携を得意とする
マネーフォワードならではの新機能だと思います。

 

 

■具体的には

今回の「証憑自動取得機能」ですが、
マネーフォワード社のサイトでは、以下のように説明がされています。

「証憑自動取得機能」は、ECサイト等のサービスと
『マネーフォワード クラウド会計』を連携することにより、
取引明細データに加えて、電子領収書や電子請求書等の証憑データを
自動で取り込む機能です。

本機能により、『マネーフォワード クラウド会計』上で仕訳登録を行う際に、
取引明細データと同時に取得した証憑データが自動添付されます。

自動取得した証憑データは、
電帳法対応ストレージサービス『マネーフォワード クラウドBox』上に保存されるため、
タイムスタンプ付与等の電帳法(電子取引区分)の保存要件に則って保管されます。

なお、本機能について、当社は特許の出願手続きを済ませております。

 

つまり、電子領収書について、
「Amazon領収書→MF会計で仕訳連携→MF Box(タイムスタンプ付き)保存」
という流れが、ほぼ自動で流れていく、
ということです。

これは、本当に画期的ですね。

 

また、今回の背景として、以下のように説明がされています。

これまでECサイト等で決済を行った際に、
クレジットカードの明細データ等を簡易的に証憑の代替として活用するケースもありましたが、
インボイス制度開始後はインボイス(適格請求書)の保管が求められるため、
EC事業者等が発行するインボイス(適格請求書)を各ECサイトから取得し、
保管しておくことが必要となります。

加えて、令和3年度および令和4年度の税制改正により、
電子取引の場合には電帳法の保管要件に則って、
証憑を電子で保管することが求められます。

そのため、ECサイト等で取得した領収書や請求書の証憑データを
紙に出力して保存することは認められず、電子データのまま保管しなければなりません。
こうした背景から「証憑自動取得機能」および自動取得した証憑データの
『マネーフォワード クラウドBox』上への自動保存を開始します。

 

将来的なインボイス制度も意識した機能でもありますね。

 

 

■マネーフォワードの強み

他ベンダーも同様の機能を
今後リリースしてくることも予想されますが、
長年、自動取得・自動連携の強みを磨いてきたマネーフォワードのようには、
なかなか簡単にはいかないのではないかと予想されます。

 

少し前に、同業のfreeeについては、
楽天銀行との自動連携ができなくなったとの話題がありましたが、
やはり自動連携・自動取得の点では、
マネーフォワードの方に強みがあると思われます。

今回の証憑自動取得機能は、
まだ一部のサービス(Amazon,Yahooショッピング)だけが
利用できるとのことですが、
おそらく、今後、この範囲が広がっていくものと思われますので、
その頃には、本当に便利な世界になりそうです。

 

まだマネーフォワードをお使いでない場合には、
1日でも早くご利用されてはいかがでしょうか?
間違いなく、会計・経理業務が変革するはずです。

 

 

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