マネーフォワードクラウド債務支払
先日、マネーフォワードより
「マネーフォワードクラウド債務支払」
の新リリースがありました。
これは、従来、
「マネーフォワードクラウド経費」
のなかにあった「支払依頼」機能について、
支払い関係の機能をパワーアップさせていくために、
分離したうえで新たなサービスとしてリリースした形になります。
今回のリリースに伴い、
「マネーフォワード クラウド経費」の方では
支払依頼の確認、申請、承認はできなくなるようですが、
詳細につきましては、
「Vol.101【IR】「マネーフォワード クラウド債務支払」リリースのお知らせ」
の記事もご参照いただければと思います。
このリリースに伴い、
私も試しに画面を確認したり、操作をしてみましたので、
今回は簡単にその状況をシェアさせていただきたい思います。
画面のイメージ
まず「マネーフォワードクラウド債務支払」の
画面のイメージは以下の感じです。
ちなみに「マネーフォワード クラウド経費」の画面のイメージは、
以下のような感じなので、似たようなイメージになっています。
もともと1つのサービスを分離したこともありますし、
経費の支払いという意味では同種の業務になりますので、
似たような画面になるのは当然かもしれませんが、
イメージが全く異なる画面が新たにできるよりは分かりやすいと思いました。
トライアルの実施
まず、最初に「マネーフォワードクラウド債務支払」の設定として、
・支払口座の登録
・支払先の登録
・ワークフロー設定
について実施してみました。
ここは流れに従って進めていけば大丈夫だと思います。
比較的順調に進めていけると思います。
支払請求書のアップロード・申請・承認
次に、支払請求書のアップロードをして、
請求書払いの申請と承認の流れを試してみました。
支払申請の画面のイメージは以下のような感じです。
(支払先会社名等がわからないように情報を一部カットしています)
一応、私の事務所でも
電子帳簿保存法・スキャナ保存法の運用をするなかで、
タイムスタンプ機能を実装したバージョンを使用していますので、
アップロードした請求書情報のところに、
タイムスタンプ付与済みの印字も出ています。
ちなみに、支払登録にあたっては、
為替レートを入れる部分もあり、
外貨支払いにも対応している印象です。
上記の画面で支払申請が完了すると、
事前に設定したワークフロー順序に従って承認が回ってきますので、
そちらを確認し、ボタン1つを押して承認完了です。
また、「マネーフォワードクラウド会計」の方も確認をすると、
きちんと支払予定が未払金として費用計上される仕訳が自動連携・作成をされていましたので、
これでリアルタイム会計の実現もできます。
実際の支払状況の確認
一応、ここまでのステップは流れに従って進めていけば、
それほど迷うことなく進めていけました。
支払い承認後に銀行システムと連携するボタンを押すと、
銀行システム側へデータが連携され、支払手続きをかける、
という流れなっています。
あとは「予定通り支払いが実施されるか?」というところですが、
支払い予定日である本日、確認をしたところ、
無事に支払いがされていました。
ということで、
「マネーフォワードクラウド債務支払」
の基本的な機能の確認はでき、ひと安心です。
まとめ
ということで、今回は、
「マネーフォワードクラウド債務支払」
について、実際に使用してみた感じを
お伝えさせていただきました。
デジタル化、ペーパーレス化といった業務改革を進めていくなかでは、
電子帳簿保存法・スキャナ保存法対応をしていく必要もあると思います。
その際に、このようなツールを業務フローのなかにうまく組み込み、
新たな業務のやり方を構築していくことが求められます。
やり方を変えることには誰しも抵抗があったり、
最初は戸惑いや非効率な面が生じてくることも多いですが、
そこを乗り越えていくことが、中長期的な企業成長のためには重要です。
デジタル化の波に乗り遅れず、
逆に、他社に先駆けて新しい形に取り組んでいくことが、
企業としての競争優位・差別化を構築するうえでも重要だと思います。
是非、デジタル化を検討されている場合には、
「マネーフォワードクラウド債務支払」
「マネーフォワードクラウド経費」
を使いこなして、月次決算の早期化や、
業務改革を実現していっていただきたいと思います。